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今週の見方【源太の講義】3月17日

今週の見方(3月17日)

昨年11月から景気動向指数(現状を示す一致指数)が急低下し、景気は昨年10月に山を越え、すでに後退期に入っているとの見方が 浮上しています。一方、昨年10〜12月期の実質GDPは前期比年率+1.9%の伸びという事で、「後退期入り」とは言えない数字が出ています。この違いは製造業と非製造業のウエイトの違いが挙げられると考えています。一致指数は統計は4割強に当たる4つが各種生産・出荷の製造業関連の物があります。労働時間とか考えたら5割だと思ってください。

一方、GDPのうち製造業のウエイトは2割弱。諸々加えて3割。つまり、一致指数は製造業のウエイトが非常に高く、モノ作りニッポンだったハードの時代と違い、ソフト化した経済の現状を正確に表わしているとは思えないのです。

一致指数を構成する9つの統計のうち非製造業は卸売業・小売業販売額の2つだけ。そこで、サービス業を対象にした景気ウォッチャー調査を見ると、低下傾向にあるものの、年初から株価が持ち直したことや雇用と所得環境が改善していることから底堅く、街角の景況感に景気後退期入りの兆候は自分では見つけられません。

こうした背景なのに3月頭に「カリスマが売れと言っている」なんて口調で、売って来た人は昨年末の投げが、どういう事を想定していたのかを考えていないと思うんです。だから、非常に今の数字の悪さが不気味で悪い方向に行くんじゃないかと考えているんです。実際に悪いから仕方ないですよね。

ですが、多くのシンクタンクは1〜3月が底になって、そこから上がって行くような展開を予想しています。だから、4月からの決算発表でどこまで数字が下押すかもありますが、根本的には期待値が高くなってレシオは上がるという形で、悪いのに下がり難いという状況になります。それくらい昨年末は悲観したという事なんです。

少なくとも今週は強くはなくても下がり難いと見た方が良く、景気的に買い難いから買うとしたら来期の数字が良いものと限定されてしまいます。

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