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今週の見方【源太の講義】4月7日

今週の見方(4月7日)

先週の日経平均は上昇し21800円台に乗せて引けました。先々週、テクニカル的に重石になっていた日足の一目均衡表の基準線を上回ったし、それをキープしている事から、今週は先月4日につけた21860円の戻り高値を更新し、22000円台乗せをうかがう可能性が高いと「思う人」が増えてくると思います。

ただ、はっきりしない市場は、1日に3月調査の日銀短観が発表された事に要因はあると思います。大企業・製造業の業況判断DIは中国景気の減速を受けて、昨年12月調査の+19から大幅に低下して+12となり、先行き(6月調査)も+8に低下する見込みです。これは「製造業などが調整入り」と考えて、まず間違い無いという解釈になります。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL14H6C_U8A211C1000000/

DIはこれまで何度も株式相場の上値を押さえたので、6月調査のDIも大幅に低下すると、年初から続いている戻り相場にとって大きな重石となります。

ただ、良好な雇用環境と所得環境を映して内需は総じて堅調で、大企業・非製造業のDIは昨年12月調査の+24の後、3月調査は+21、6月調査は+20と比較的小幅な低下にとどまっていますよね。このため、中国景気が好転すれば、相場にとって重石は軽くなると考えて良いと思っています。

その中国が、先日1日に中国の製造業購買担当者景気指数(財新PMI、政府発表のPMIは国有大企業が多いのに対し、中小企業や輸出関連企業が多い)が発表され、3月は50.8と好不況の分かれ目である50を超えて来ました。1月に48.3 まで低下していたが、中国政府の政策が効果的という期待から急反発企業のモチベーションが上がったと見て良いでしょう。

前回、48台から50台を回復したのは2016年7月だったんですが、当時の2016年の日経平均はPMIの50割れで6月まで下落基調を続けていました。英国のEU離脱決定でダメ押しが入った後、PMIが50台を回復した7月から本格反騰になりました。今回も同じような展開を期待しています。

日本企業の決算発表は今月下旬から本格化しますが、今期は減益を予想する声も多いです。財務省法人企業統計では既に昨年10〜12月期に7.0%減益に転じています。ただ、3月調査の日銀短観では今期は1.3%の減益計画にとどまっており(大企業・全産業)、今後の状況次第で増益を維持する可能性は十分にあると見ます。

法人企業統計で前回、減益から増益に転じたのは2016年7〜9月期で、ちょうど財新PMIが50台を回復したタイミングと重なっています。 その後、増益基調が続いて日経平均も反騰態勢を維持しました。今回の50台回復も今後の企業収益と相場の方向性を左右すると考えます。

ですから、ここはまだ先は判らないのだから、好業績を予想しやすい株式を狙うのが正しいです。通常ならば、今週は期初らしく「バリュー投資」となります。

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