October 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

イチネンHD、微生物の「線虫」を使い

イチネンHD、微生物の「線虫」を使い、尿1滴で簡単に高精度ながんの検査法が来年1月に実用化されることを受け、これを手掛ける九州大学発のバイオベンチャー「HIROTSUバイオサイエンス(東京都港区)」に出資している企業の1社として思惑買いが向ったようだ。

 HIROTSUバイオサイエンスの開発した「N−NOSE(エヌノーズ)」は、がん患者の尿特有の匂いを嗅ぎわける線虫の性質を利用したシステムで、早期発見の的中率は9割に迫る。15種類のがんを網羅するうえ検査費用も1回9800円と安い。

 同社にはイチネンHDのほかにも、トッパン・フォームズ<7862.T>が資本提携してヘルスケア分野に進出したほか、アズワン<7476.T>、エイベックス<7860.T>、みらかホールディングス<4544.T>が出資している。エヌノーズは企業の健康診断などにも導入される余地があり、イチネンHDは法人促進を担うとみられる。

 一方、エヌノーズの実用化を機に体外検査への注目度が高まれば、代謝物質(メタボライト)の解析を手掛けるヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090.T>、血中循環がん細胞を検出する検査薬「テロメスキャン」の開発を進めるオンコリスバイオファーマ<4588.T>、検査用自動化装置のプレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>などの活躍も期待される。
pagetop